なおやんの 手記手記 しゅっき〜

なおやんの 手記手記 しゅっき~

痛みに耐えて よく頑張った

ブログタイトル

おやきと人間社会

ショートコント「シンデレラ」

 

 

 

この靴を履いてみてください

 

 

 

あぶぶぶぶ

 

 

 

不思議と嫌じゃない

 

 

 

タカダコーポレーション

 

 

 

 

人にはなぜ白目があるのだろうか

その答えのひとつを示してくれたのが以下の本であった

中身がぎっしり詰まってて表紙もかわいいのでジャケ買い兼ねて新品購入したかったのだが、4,000円もするので結局図書館で借りることにした

 

 

この本を買うに至るにはひとつの問いがあった

その問いが浮かんだのは、銅鐸を専門とする考古学に詳しい友人と佐倉の国立民俗博物館へ行ったときである

 

 

 

こちらの民俗博物館はとにかく巨大で、その日は3時間ほど滞在したが全体の3分の1くらいしか巡れなかった気がする

千葉県佐倉市だなんて辺鄙な場所にあるのでなかなか行くことができない

こういった国民全体にとって有意義な建物こそ利便性のよい場所に立地すべきで、勝どきのタワーマンションを全て爆破してそこに移設してほしいと思う

 

その日は縄文・弥生時代を中心に見てまわったのだが、ひとつ引っかかったのが「縄文犬」の存在であった

縄文時代から犬は存在しており、展示されていた「縄文時代をイメージした絵」には縄文人と縄文犬が共に駆け回っている様子が描かれていた

そして問いが発生する「縄文犬はなぜ食べられなかったのか」

 

その後、犬からみた人類史を読み、稚拙な読解力の末出した結論はこうである

「かわいいから」

なんだそれと思うかもしれない

もちろんその他にも様々な要素がある

 

例えば、犬はよく吠えるから人に飼われたというのがある

これが可能になったのは、犬が「自発的」に吠えることが可能だということであった

通常、人は大脳を介して発話を行うが、他の哺乳類は反射的(情動的)に発話を行う

喉の運動というのは呼吸に直結するし、身に危険が及んだときにいちいち考えて声を出すわけにもいかないので、簡単に意図的な制御ができないようにしているのではないかと書かれていた

一方で犬は遊びの文脈での吠えなど、明らかに自発的に吠えることが可能になると考えられており、これより牧畜の際には羊をまとめたり、敵を追い払ったりするのに犬を用いたと考えられる

 

でもやっぱり根本には、かわいいから というのがあるんじゃないかなと思う

だってかわいいからな 犬

 

犬がかわいい そんなことは当たり前であるが、なぜかわいいと思うかについて、本に記されていた

それは「眼」であった

人の眼は白目と黒目にはっきり別れているが、他の動物はそうではない

 

 

他の動物にも白目と黒目の区別はあるが、色が同化しており、見分けることができない

これは、黒目の動きが読み取られてしまうことにより、注意を向けている対象や、視線による感情が読み取られるなど敵に情報を与えてしまうためであり、したがって小さい単位や個々で生活する動物にははっきりとした白目がないということである

なので、群れで生活するオオカミはきちんと白目がわかる

 

 

さて、これらを踏まえて犬はどうだろうか

人と群れで生活をするのであれば、人のように白目と黒目がはっきり分かれていたほうがよい気がする

 


しかし犬は白目が黒目と同化している場合が多い

本ではこれを「かわいいと思ってもらえるから」としており、眼のかわいらしさによって犬は人の庇護下へ潜り込むことができたといえる

ただ、うちで買っている雑種犬のように、白目がよくわかる犬種もいる

 

 

本では、そのような「白目が同化した犬」と「白目がよくわかる犬」の2グループに犬を分けた上で人との関わり方を実験した結果が記載されていたが、後者の白目がよくわかる犬は人の方を見る回数が明らかに少なかったということである

うちのクソ犬も全然こちらを見ない 人をなめている

人に庇護される対象としては、白目が同化した犬のほうが優秀ということなのだろうか

そう思うと急に実家犬が可哀想になってきた 庇護してやらねば

 

クソ犬

 

 

さて冒頭の問いである「人にはなぜ白目があるか」

これはもうここまで書くと簡単な問題で「群れ社会で生きてきた」からである

 

群れ社会で生きるためには、様々な秩序が必要になる

商品流通において客観的な指標となる「貨幣」や、人々が安全に暮らすための「法」、人々を統治するとともに人々の代表となる「政府」など、群れ社会である人間社会には様々なルールがある

 

news.yahoo.co.jp

 

元お笑い芸人の男が、警察官を装って高齢女性からキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして逮捕されました。

 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、住居不詳、元お笑い芸人で飲食店経営の正村綱良容疑者(41)です。

 警察によりますと正村容疑者は4月30日から5月2日にかけて、氏名不詳者らと共謀の上、警察官を装って仙台市太白区に住む90代の女性からキャッシュカードをだまし取ろうとした疑いが持たれています。

 女性の自宅には「あなたの住んでいる地区で強盗があったので口座を確認する」などと複数回うその電話がかかってきていましたが、女性が警察に相談したため未遂に終わったということです。

 正村容疑者は「弁護士と話してから話したい」と認否を保留しています。特殊詐欺グループの受け子とみられています。

 正村容疑者はお笑いコンビタカダ・コーポレーション」の「おやきくん」として活動していましたが、既に解散しているということです。

 

 

タカダコーポレーションのおやきくんは、そのような人間社会で生きていたからこそ法で裁かれてしまった

それはカメラの前で白目をむき出しにしている、まさにその状況から必然的に帰結されるものであった

 

白目によって聴衆から評価され、一定水準の生活が保証された男は、白目によって刑務所送りとなった

 

これが人間社会である

おやきの白目は様々な秩序について、改めて認知するよう我々に投げかける

 

「不思議と嫌じゃない」のメッセージから抽出される自己矛盾は、白目において確立された自らの地位を、白目によって失うという将来を暗示していたのかもしれない

 

 

Go to Heaven

 

おやきに与えられる来世が、黒目で溢れたものになることを祈念して...

 

 


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